2025.11.14

「和食展しずおか」にて、和食文化を体感する“庖丁式”を開催!

 2025年11月9日(日)、「和食展しずおか」の特別企画として、古式ゆかしい「儀式庖丁 四條眞流庖丁式」が清水マリンビルで執り行われました。

 庖丁式は、平安時代から宮中行事として受け継がれてきた儀式で、料理人が魚や鳥に手を触れず、包丁と箸のみを使って食材を捌き、神前に供えるものです。全国でもこの儀式を行える料理人はごくわずかで、今回は日本料理の流派「四條眞流(しじょうしんりゅう)」に基づき、料理人で構成される「瑞松会(ずいしょうかい)」が披露しました。

 式では、エレコム熱海倶楽部(熱海市)料理長・岸本憲隆氏が刀主を務め、題目「大兜乃鮪(おおかぶとのまぐろ)」としてマグロを見事に捌き、会場からは大きな拍手が送られました。

 なかなか目にする機会の少ない庖丁式を一目見ようと、朝早くから来場された方や遠方から足を運ばれた方も多く、会場は熱気に包まれ、大盛況。平安の雅を今に伝えるこの儀式を通して、来場者は和食文化の奥深さと料理人の技の神髄に触れる貴重な体験を味わいました。

 「和食展しずおか」は12月14日まで開催中です。会場では常設展示のほか、静岡県の特産品を使った試食や試飲などの特別企画もお楽しみいただけます。

【和食展しずおか 概要】

#和食展しずおか #包丁式 #瑞松会