ららら旅

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【日帰り4時間】地酒&醤油蔵を巡り、発酵の食文化を満喫する美食体験

徳川家康をはじめ多くの武将たちの歴史と信仰が息づく遠州の地。


600年余の歴史を持つ「遠州三山」と呼ばれる油山寺、法多山、可睡斎の3つの寺院をはじめ、山里には戦国時代の徳川軍と武田軍の攻防の足跡が残り、遠州の小京都と呼ばれる森町には小國神社など、遠州の地には数多くの武将たちの歴史や、人々の暮らしに深く結びついた信仰が色濃く残っています。そこにはもちろん、食文化も。先人たちが築いてきた歴史に思いを馳せながら、日本古来の食の大切さを知る「発酵」の旅を。

開蔵150年の土井酒造で味わう「開運」。 




徳川氏と武田氏の攻防戦で名高い高天神の山麓から仕込み水を運び入れ、1872年に初代がこの村里の発展を願って酒造蔵を開いたのが「土井酒造場」のはじまりです。先代とその右腕で能登杜氏四天王と謳われた波瀬正吉杜氏により、吟醸酒造りが始まったのが昭和50年代。今では波瀬杜氏から長年指導を受けた榛葉杜氏がその系譜を受け継ぎ、次代に繋げる酒造りに挑戦し続けています。豊潤で口当たりがやわらかく、料理を引き立てる土井酒造の代表酒「開運」は、味と香りに富み、自然のままの発酵の力を生かした日本酒。貴重な酒造りの現場を見学し、3種の開運の飲み比べをお楽しみいただきます。
 

木桶づくりにこだわる「栄醤油醸造」の醤油。 





時は、寛政7年江戸幕府11代将軍 徳川家斉の時代。創業から200年以上の歴史を刻み、醤油の深い漆黒色が染み着いた風情ある蔵では、昔ながらの木桶造りにこだわった醤油造りが行われています。高さ2mほどの木桶が並ぶ醤油蔵には、長い歴史の間で蔵に棲みついた微生物が桶の中に入り込み、「栄醤油」特有の味、色、香りを生み出しています。「丸大豆・小麦・塩」の原料を活かした天然醸造による醤油造りを続けているのは現在8代目の深谷氏。醤油愛に満ちた8代目が説明してくれる醤油づくりはとても興味深く、自身で絞った醤油にはいつしか愛着すら感じるはずです。絞った醤油は「葛城北の丸」での食事と共に召し上がっていただきます。
   

日本建築の技の極みと遠州の美味を葛城北の丸で堪能。 




遠州の山々に囲まれた静寂の中に、四季折々の自然と優美な日本建築が相まって、日本人としての和の心を呼び起こしてくれるような厳かな空気が流れる葛城北の丸。北陸の古民家を移築して建てられた4つの客室棟は、古木の梁や柱がたくましさとあたたかさを備え、庭の景色と融合した落ち着きある趣です。地産地消の素材にこだわり、料理長が遠州の発酵にもこだわったオリジナルの会席料理を振舞います。遠州の旬の味覚を、栄醤油醸造の醤油、そしてぜひお飲み物には開運を添えて、匠の技が光るお料理をお楽しみください。
 
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